2023/09/11 21:35


南高梅の白干し梅

引き続き
世界!ニッポン行きたい人応援団
梅干しに情熱を注ぐアルゼンチン女性

沖縄・うるま市浜比嘉島から和歌山に戻ります。
アルゼンチン女性クララさんのニッポン滞在は1週間。
梅干しが完成するまで最低1年以上かかる工程を
少しでも見て欲しいと寺谷農園から岩本食品へとバトンが
渡されます。
創業明治39年岩本食品
梅農家から仕入れ南高梅の加工を行います。

塩漬けした梅を1か月熟成させ旨みを引き出す次の工程へ
江戸時代の酒屋が使っていた木樽(酵母菌が住み着く)を一部使用。
2週間程度で梅酢が出てくる。
(主な成分はクエン酸)
醸造酢ができる前の時代は料理の味付けをする際に塩と梅酢が重宝された。
ちなみに塩梅の語源は塩と梅酢の割合が良いこと。
塩漬けした梅は一度水で洗って天日干しする。
1回6kg程、掬って細かい汚れなどを落とす。
(3時間かけて30kg洗う)
天日干し
余分な水分を飛ばし保存を高め風味を出す。
(室内干しが主流で真夏には40℃近くになり過酷な作業)
乾燥状態を見極めながら大粒(4.1cm以上)を
片面3日ずつ6日間かけ天日干しすると塩分濃度が一番高い
基本の梅干し、白干し梅が完成します。 

先代の奥様、恵子さんに家庭で漬ける赤しそ梅干しも学ぶ。
しそを揉む時は梅酢で3回揉むこと。
かなり強めに揉んでいました。
赤酢を入れて2週間寝かせる。

最終日、岩本さん一家、寺谷さんらが見送り、
クララさんに梅の木をプレゼントして
また来年ニッポンに来ると約束しました。
私の好きな回でしたので覚え書きとして。

今日の筆文字は掬です   難易度★★★★
書き方のポイント 米をちいさめに
気が向いたら書いてみてください